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介護に「焦り」は禁物

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介護に「焦り」は禁物

介護に「焦り」は禁物

2024/02/28

人生の二大失敗要因は「焦り」と「慢心」だと言われています。
「焦り」とは、うまくいかないときの失敗要因であり、
「慢心」とは、うまくいったといきの失敗要因です。

 

なので、人は、うまくいっていないときは焦って余計に失敗してしまうし、

うまくいったときは慢心して慢心してしまい、

すぐに転落するしてしまうことです。

 

ことわざでもありますよね。
焦って失敗するときは、「急いては事を損じる」と言いますし、

慢心で失敗するときは、「慢心は身を滅ぼす」と言ったりします。

 

「焦り」とは、待てないことです。

 

介護の仕事をしていると、

利用者様の動きに合わせて介助をします。

 

高齢者の場合、体が思うように動かず、

ゆっくりと体を動かすので利用者様の動きに合わせないといけません。

 

しかし、早く結果に辿り着きたいという気持ちが「焦り」を生みます。

・車椅子に早く移乗してもらいたいから、利用者様ができるのに介助をしてしまう。
・お風呂の順番を待っている利用者様がいるから、入浴中の利用者様を急かしてしまう。
・靴下や靴を履く動作が遅いから、履かせてしまう。など。
・ご飯を食べる動作が遅いから、「早く食べて!」と声かけして急かしてしまう。など。

 

こんな気持ちになっているときは、

自分の仕事が詰まっている(溜まっている)ときに起きる現象です。

 

「早く次の仕事に取り掛かりたい・効率よく仕事を回したい」

思っているときに起きやすい。

 

しかし、わが社は「利用者様のペースに合わせる」という理念があります。

 

利用者様のペースに合わせるということは、

自分の仕事は二の次で利用者様優先ということです。

 

必要なのは、「利用者様のためになるなら、時間をしっかりかける」という考え方です。

 

日常リハビリにしてもADL・IADLを低下させない、

または少しでも改善するためには時間がかかります。

 

「今日、種を蒔いたのに、明日、花を咲かせたい」と思うのは、

誰もが思うところです。

しかし、そんなことはできません。

 

焦る気持ちは誰にでもありますが、一呼吸おいて、
「これは利用者様のためになっているのか?」
「利用者様は嫌な気持ちになっていないか」を考え、
なぜ自分が焦っているのかを見返しましょう。

 

そうすることで、焦っている理由が利用者様のためなのか、

自分のことなのかわかると思います。

 

もし、自分のために焦っていると思ったのなら

深呼吸をしましょう!

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