指示を出すときに明確に伝えるべき3つのこと
2025/01/10
今回は「指示を出すときに明確に伝えるべき3つ」について
お伝えしていきます。
前々回・前回の記事でしつこいようにお伝えしてますが、
大事なのは「伝えたかどうか」ではなく「伝わったかどうか」です。
では、どうすれば指示が明確に伝わるかは以下の3つが必要になります。
1.仕事の目的・目標
2.同僚や部下のメリット
3.同僚や部下の強み
一つずつ解説していきます。
1.仕事の目的・目標(すべきこと)
会社とは「共通の目的や目標」を達成するための組織です。
基本的に自分のやりたいことだけをするのであれば、
それは仕事ではなく趣味になります。
自分1人だけで仕事が完結する場合や自分が起業した会社であれば、
自分のやりたいことだけしててもいいかもしれませんが、
組織の中で働いているのであれば、
「共通の目的や目標」を達成する義務があります。
そもそも、指示を出す側には
「やってもらいたいこと」「してもらわなければならないこと」があるので
指示を出しているわけです。
ただ単に、
「〇〇をしてください。」や「〇〇を後でやっててください。」と指示を出しても、
指示を受け取る側とすれば
「〇〇っていったい何のためにやる必要があるんだろう」と思います。
特に新入社員であればそう思うのが当たり前です。
「そんなの介護職経験者であれば少し考えればわかるでしょ!」と
思う人もいるかもしれませんが、
働く職種(特老・老健・病院など)や場所が変われば
当然やり方は変わってきます。
なので、先にわが社の社員であれば「当たり前なこと」でも、
中途採用の社員や新入社員にわかるはずがありません。
そこで大事なのが、
「やるべき仕事の目的を伝える」
ことです。
共通認識があり、やるべき仕事の目的がお互いわかっているのであれば、
「〇〇をしてください。」や「〇〇を後でやっててください。」などの
伝え方でもいいと思います。
しかし、仕事の目的が分かっていない場合は、
分かるまでは伝え続けないといけません。
なぜなら、目的を理解しないままで仕事をさせるというのは、
仕事の全体像(仕事の目的やゴール)がいつまで経っても
わからないということです。
なので、指示を出す場合は「やるべき仕事の目的」を
理解できるまで伝えるようにしてください。
2.同僚や部下のメリット
同僚や部下のメリットとは、仕事において「自分がしたい」ことです。
例えば「物を作るのが好きだから施設の飾りを利用者さんと一緒に作る」や
「自分がリハビリのことをもっと知りたい(自己成長)から
リハビリを中心に勉強・介助をしたい」などです。
「努力は夢中には敵わない」と言われるように、
仕事とやりたいことを結びつけられたのなら
高いモチベーションにも繋がります。
3.同僚や部下の強み
同僚や部下の強みとは、
仕事において「自分ができる」ことです。
つまり同僚や部下の「強み」になります。
仕事に活かせる知識・スキル・資格も「強み」になります。
知識・スキル・資格などは持っていても活かさなければ意味がありません。
仕事で「自分の強み」を十分活かすことができれば、
高い成果やパフォーマンスを発揮することができますし、
モチベーションも維持することができます。
指示を出す側は、2つは意識しながら指示を出すようにしてください。
「仕事の目的+メリット」や「仕事の目的+強み」「メリット+強み」と組み合わせます。
仮に、
「Aさん、時間がありそうだから○○してて!」
と指示出すより
「Aさんは○○が得意って言ってたから、
○○の仕事をお願いしたいです。
この○○の仕事は利用者様の××のために必要で、
利用者様の日常生活向上に繋がるので
やってもらってもいいですか?」
などと伝えたほうがAさんのモチベーションも上がると思います。
なので、指示を出す側は
単に「してもらいたいこと」を伝えるのではなく、
上記の3つを意識しながら指示を出すようにしてください。
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