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老いは“治らない病気” ─ だから今日を一緒に大事にする

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老いは“治らない病気” ─ だから今日を一緒に大事にする

老いは“治らない病気” ─ だから今日を一緒に大事にする

2026/04/24

「グループホームいろは」「ファミリーケアいろは」の皆さん、日々の業務、本当にお疲れさまです。
介護の現場は、体力も気力も使います。
それでも利用者様に向き合い続けてくれていることに、心から感謝しています。

今日のテーマは、介護の“見え方”が変わる考え方です。
それは 「老いとは、もう治らない病気だと考える」 という視点。

この視点は、利用者様を悲観的に見るためのものではありません。
むしろ逆で、「だからこそ、今日という一日を大切にする」ための視点です。


1. 利用者様は心のどこかで「これが最後かも」と思っている

口にしないからこそ、私たちが想像する

利用者様は、普段は口に出さないけれど、心の片隅でこんなことを思っていることがあります。

「ゆっくり春を見るのは、これが最後かな」

「おいしいお寿司を食べる機会は、もうないのかな」

「温泉に入って気持ちいいって感じることも、もうないかも」

多くの方は、こうした気持ちを言葉にしません。
言わないからこそ、周りが気づきにくい。
でも、言わないからこそ、私たちは想像しないといけないと思っています。

利用者様の心の中にある「終わりの影」は、
私たちが思っているよりも、ずっと大きいことがあるからです。


2. 老いは“治るもの”ではなく、“進むもの”として始まっている

だから不安や寂しさが出るのは当然

老いは、風邪のように治って元に戻るものではありません。
できることが少しずつ減り、体の自由が少しずつ奪われ、
「取り戻す」より「工夫して暮らす」時間が増えていく。

この変化の中で、利用者様は、

・悔しさ

・情けなさ

・寂しさ

・不安

・先が見えない怖さ

を抱えます。

だから、落ち込む日があって当然です。
不機嫌になる日があって当然です。
弱気になる日があって当然です。

ここで大切なのは、
それを「性格」や「わがまま」と決めつけないこと。
治らない変化の中にいると理解することです。


3. 一本の桜が、100本分・1000本分に見える日がある

「今日がしあわせだった」と思える体験を作る

一本の桜の美しさが、利用者様には
100本分、1000本分に感じられる日があると思っています。

・今年の桜を見られてよかった。
・気分のいい人と一緒に見られてよかった。
・誰かが機会を作ってくれてうれしかった。
・今日一日がしあわせだった――。

そう思ってもらえるように、私たちは頭をフル回転させたい。
それが高齢者ケアの価値だと私は思っています。


4. 高齢者ケアは「この世の美しさ」をもう一度見てもらう仕事

景色を霞ませるものがあるからこそ

老いるとは、治らない病気のようなものです。
利用者様の心の片隅には、いつも人生の終わりがあります。
それが心のすべてを覆って、景色を霞ませることさえある。

だからこそ、私たちの役割は、
「この世がいかに美しくて素晴らしいか」を
もう一度、利用者様に感じてもらうことだと思うんです。

それは大げさなイベントじゃなくていい。
小さくていい。日常でいい。

・今日の空がきれい

・今日のご飯がおいしい

・今日、誰かと笑えた

・今日、安心して眠れそう

こういう“生活の美しさ”を、もう一度取り戻すことです。


5. 現場でできる「今日を大切にする」関わり方

「次」がある前提の声かけを増やす

・「また明日、続きをしましょう」

・「次は○○を一緒にやりましょう」

・「来週はこれを楽しみにしていてくださいね」

未来を手渡す言葉は、心を前に向けます。

 

小さな“季節”を渡す

外出が難しくても、季節は渡せます。

・窓辺で日差しを一緒に感じる

・季節の食べ物を少しだけ味わう

・花の写真や動画を一緒に見る

・春の匂い・香りを話題にする


「言わない気持ち」を想像して言葉にする

「これが最後かもって思うと、寂しくなりますよね」

「もうできないかもって思うと、不安になりますよね」

「でも今日は一緒に、いい時間にしましょう」

利用者様が言えない気持ちを受け止める言葉は、安心になります。


グループホームいろは・ファミリーケアいろはの意図

私たち「グループホームいろは」「ファミリーケアいろは」は、
老いを“治らない変化”として理解し、利用者様の心にある「これが最後かも」という不安に寄り添いながら、

今日をしあわせにするケアを意図しています。

介護技術も大切。
でもそれ以上に大切なのは、寄り添う心。
その心があるから、利用者様は「今日」を安心して生きられます。


社長から皆さんへ(締めの言葉)

最後に、私から皆さんへ。

私は「グループホームいろは」「ファミリーケアいろは」の職員には、
利用者様を第一に考え、仲間を大切にし、「言わない不安」を想像して寄り添える職員であってほしいと願っています。

老いは治らない。
だからこそ、今日の景色を、今日の笑顔を、今日の安心を、私たちが守る。
それが、私たちの誇りです。

会社は皆さんのことを第一に考えています。
これからも一緒に、温かく誇れる介護をつくっていきましょう。

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