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失くし物対応は“探す”より“心を見る” ─ 一緒に考える介護へ

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失くし物対応は“探す”より“心を見る” ─ 一緒に考える介護へ

失くし物対応は“探す”より“心を見る” ─ 一緒に考える介護へ

2026/08/28

「グループホームいろは」「ファミリーケアいろは」の皆さん、
日々の業務、本当にお疲れさまです。

介護の現場では、失くし物や「盗られた」「誰かが持っていった」といった
訴えが起きることがあります。
忙しい時ほど対応が難しく、職員としても気持ちが疲れる場面だと思います。

今日は、その時にこそ大切にしてほしい視点を共有します。
テーマは 「いっしょに考える」 です。

失くし物が起きた時、私たちはつい「物を見つける」ことに意識が向きます。
もちろん、それも必要です。
ただ、本当に大事なのは、物の行方よりも 利用者様の心の状態 です。


1. 失くし物で一番こじれるのは「会話の終わり方」

こう返すと、利用者様の心は置き去りになる

失くし物の訴えに対して、現場でつい言いがちな言葉があります。

「どこにもありませんでした」

「私は盗んでいません」
事実として言いたくなる気持ちは分かります。
でも、この返し方だけで終わると、利用者様の心には届きません。

なぜなら、利用者様が感じているのは「物がない不便さ」だけではなく、
その奥にある 不安 だからです。


2. 高齢者ケアの責任は「見つける・見つけない」だけじゃない

大きいのは“心の中の失くし物”

もちろん、物を探すのは大切です。
でも、高齢者ケアの責任は「見つかったかどうか」だけではありません。

失くし物の場面で、利用者様の中に起きていることは、例えばこうです。

・自分の記憶力への不安

・「私、もうダメなのかな」という焦り

・施設で暮らす不自由さやストレス

・自分の持ち物が守られないかもしれない怖さ

・誰かに軽く扱われる不安

つまり、物以上に大きいのは 安心の欠け なんです。


3. 「見つけました」=「満足」ではない

物が戻っても、不安が残るとまた起きる

たとえ物が見つかったとしても、利用者様が満足するとは限りません。
なぜなら、問題の中心が「物」ではなく「不安」になっているからです。

「またなくなるかもしれない」

「誰かに取られるかもしれない」

「私は信用されないかもしれない」

この不安が残ったままだと、失くし物は繰り返されやすくなります。

そして現場で起きがちなのが、
「誰が悪いのか」「謝るべきか」「責任はどこか」
という 責任論 に会話が流れてしまうこと。

でも、それでは利用者様の不安は解消されません。
私たちが目指すのは、勝ち負けや正しさではなく、安心です。


4. 失くし物対応の基本は「いっしょに考える」

対立”ではなく“同じ側”に立つ

失くし物対応で大切なのは、利用者様と職員が対立しないこと。
こちらが“否定”で入ると、利用者様は「分かってもらえない」と感じてしまいます。

だからこそ、姿勢はこれです。

「いっしょに探そう」
「いっしょに考えよう」

この一言で、利用者様は“孤独”から少し離れられます。
不安は、一人で抱えると増えます。
誰かと一緒だと、小さくなります。


5. 現場で使える声かけ・進め方

まずは気持ちを受け止める

「それは不安になりますよね」

「大事なものですもんね」

「心配でしたね」

ここが入るだけで、落ち着くケースが増えます。

 

② “否定”ではなく“共同作業”にする

×「ありませんでした」
〇「一緒に確認してみましょう」
〇「どこで最後に見ましたか?」
〇「思い出すの手伝いますね」

 

物の後ろにある不安を言葉にする

「最近、忘れるのが心配になりますよね」

「ここで暮らすのって、自由が減ってストレスもありますよね」

「大切なものが守られてるって感じたいですよね」

利用者様が“言葉にできない不安”を、こちらが代弁できると安心につながります。

 

再発防止は“管理”より“安心づくり”

単に「しまう場所を決めましょう」だけだと、安心は作れません。

「一緒に場所を決めませんか?」

「ここに入れておけば安心ですね」

「忘れても大丈夫。私たちも一緒に確認しますね」
こういう“安心の約束”が、再発を減らします。


グループホームいろは・ファミリーケアいろはの意図

私たち「グループホームいろは」「ファミリーケアいろは」は、
失くし物の場面でも“物”だけを追わず、利用者様の不安に寄り添い、
一緒に考えることで安心を取り戻すケアを意図しています。

介護技術も大切です。
でも、それ以上に大切なのは寄り添う心。

「一緒に考える」という姿勢が、利用者様の心を守ります。


社長から皆さんへ

最後に、私から皆さんへ。

私は「グループホームいろは」「ファミリーケアいろは」の職員には、
利用者様を第一に考え、仲間を大切にし、
失くし物の奥にある不安に寄り添える職員であってほしいと願っています。

失くし物は、物の問題に見えて、心の問題です。
だからこそ、否定で終わらせず、対立せず、いっしょに考えてください。

会社は皆さんのことを第一に考えています。
これからも一緒に、温かく誇れる介護をつくっていきましょう。

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