ありがとうを集める

皆さんは仕事を通じて一番うれしい時と思うときは何ですか？

ある本で読んだのですが、17歳から27歳の複数の男女に

「あなたが言われて一番うれしい言葉は何ですか？」と

アンケート調査を実施したらしいです。

 

年齢が若くて、言われてうれしい言葉って

「センスがいい」や「かわいい（カッコいい）」など、

自分のことを褒めてもらう言葉が上位なんだろうと思っていました。

 

しかし様々な回答がある中、

「ありがとうと言われること」

という回答が1位。

 

回答者の80％くらいの方が

「ありがとうと言われるのが一番うれしい」と

答えたのです。

 

グループホームいろは・ファミリーケアいろはに

入社し仕事に就いた時、右も左もわからない状態で

不安を抱えながら仕事をしていたと思います。

 

そんな中、利用者様から「ありがとう」と言われるたびに

元気をもらっていたんじゃないでしょうか？

 

「人生は”ありがとう”をどれだけ集められるかによって人生の幸か不幸かが決まる」

という言葉を聞いたことがあります。

 

この言葉の通り、人生は「ありがとう」いう言葉を集めれば集めただけ、

人生は幸せになり、人は成長するんだと僕は思います。

 

たくさんの「ありがとう」を集めるための

1つの手段として「仕事」があります。

 

グループホームいろは・ファミリーケアいろはに入社し、

右も左もわからない状態で不安を抱えながら介護の仕事をしていた時でも、

利用者様から「ありがとう」と言われるたびに元気をもらったり、

うれしい気持ちになり、仕事への「達成感」を感じ、

その達成感がやる気やチカラとなっていたはずです。

 

特に僕を含めた役員や施設長などの立場のある人は、

社員に対して「ありがとう」の一言を忘れてはならないと思います。

 

どんな些細なことであっても、

心の中で感謝するのではなく、

きちんと言葉に出して、

「ありがとう」の一言を忘れないことです。

 

その一言で社員とコミュニケーションが取れ、

社員が成長します。

 

しかし、介護の仕事に慣れてくると

「ありがとう」と言われるのが「当たり前」と

感じてくることがあります。

 

それはいったいなぜでしょう？

 

僕が思うに

「やってあげてる・してあげている」

と思っているから。

 

介護の仕事に慣れ、

「ありがとう」言われることが当たり前になると、

「言われて当たり前」という感情になる。

 

利用者様にお茶を出すとします。

僕の場合、

「○○さんお茶が入りました～どうぞ♪」

と必ず声掛けして渡すようにしています。

「あ～、すいません。ありがとうございます^^」と言われたときに、

グループホームいろは・ファミリーケアいろはの社員の皆さんは

どのように返答してますか？

 

僕はどんなにバタバタしていても笑顔で

「いえ～、熱いので気を付けてくださいね^^」と伝え、

「あ～、おいしい♪いつもありがとうございます^^」と利用者様が言ったら、

「おいしく入れられて良かったです^^」とコミュニケーションを取っています。

時間にして10秒弱です。

 

お茶の時間が来たから、お茶をただ出すだけと思ってしまうと、

「黙って出す・利用者様の反応に気づかない」です。

 

この気づかないということが

「してあげてる・やってあげてる」に

繋がっていきます。

 

グループホームいろは・ファミリーケアいろはのスタッフには

「してあげてる・やってあげてる」という考えにはなってもらいたくないと

心の底から思っています。

 

感謝されたことに目を向けて、

利用者様と穏やかに同じ時間を過ごしてもらいたいです。