報連相のメリットについて
2024/07/26
前回から「報連相」についてお伝えしています。
報連相が大事なのは理解しているが、
どのようなメリットがあるかがわかっていない人も少なくありません。
なので、今回は報連相のメリットについてお伝えしていきます。
メリットその1:進捗状況を把握しやすい
報連相を行うことによって、チームの動きが把握できます。
各施設は業務が違うため、1施設が1チームだと僕は思っています。
施設長・リーダーを筆頭に全社員が報連相をしっかり実践することで、
チームの状況把握がしやすくなりますし、
1人の社員が何をしているのかを他の社員が把握しやすくなります。
つまり、いま誰がどんな業務をしていて、
その業務の進捗状況がわかります。
もし、1人の社員の業務がうまくできていなければ、
他の社員やリーダーが適切にフォローすることができるメリットもあります。
メリットその2:事故やケガなどのトラブルに素早く対応できる
介護業務には利用者様のケガや急な体調の変化、
人的ミスなどの様々なトラブルがあります。
その中でも、人的ミスは業務の進捗状況を把握することで
未然に防げるものだと僕は思います。
社員のAさんが報告で
「私は見守りを行っていますが、いまからこの場を数分間、離れます。」
という相談を社員のBさんにしたら
BさんはAさんが帰ってくるまで他の業務はせず、
見守りに集中しないといけません。
そうすることで、見守り不足で利用者様に怪我をさせるなどの
トラブルが未然に防げます。
メリットその3:社員のメンタル・体調面の把握
施設長・リーダーに求められるものとして、
部下の体調の把握があります。
部下が悩んでいるときには話を聞いてあげたり、
体調不良だとわかったらシフトの変更などをしないければなりません。
そのためにも報連相は必要になってきます。
メリットその4:仕事に集中できる
報連相がしっかり行われることで、
自分の仕事に集中することができます。
よくあるのは、指示を出した人が
「さっき指示出したことはどうなっただろう」
「あの業務は終わったかな」など、
指示した人にその都度、確認をしなければならない時があります。
2重3重の手間となり、自分の仕事に集中できませんし、
指示した人の負担が大きいので、「自分で仕事をやった方が早い」と思い、
人に仕事を振らなくなります。
しかし、報連相が正しく実践されていれば、
このような手間がなくなるので、
自分の仕事に集中できるようになります。
メリットその5:チーム内の人間関係が良くなる。
人には複数回接触を繰り返すことで興味を持つ習慣があります。
これを心理学でいうとザイオンス効果と言います。
例えば、CMなどで流れている曲を毎日聴いているうちに、
自然と覚えて口ずさんでいるなどが当てはまります。
報連相を徹底すると、密なコミュニケーションが何度も取れるため、
お互いの理解が深まります。
社員・リーダー・施設長がお互い理解が深まることで人間関係が良好になり、
意思疎通が図れるようになります。
このほかにも多くのメリットがありますが、
前回もお伝えしたとおり、
報連相の要はリーダー・施設長にあります。
そのため、リーダーや施設長をはじめ全社員が
「報連相の目的や内容」そして「正しいやり方」を理解しないといけません。
特に、後輩に指導する立場にある社員・リーダー・施設長・役員はちゃんと自分の言葉で
説明できなければなりません。
なので、次回は「報連相とはどういったものなのか」についてお伝えします。
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