あいさつで職場環境を変える
2023/06/08
あいさつは
「相手を思いやること・相手を元気づけること・礼儀を守ること」
であり、あいさつで
「働きやすい職場・人間関係に悩まない職場・元気で笑顔があふれる職場」
を作れることが目的でわが社では
あいさつにチカラを入れていると
お伝えしました。
「あいさつなんて習慣なんだから普通にしておけばいいよ!」と
思う人も多いと思います。
そこで、雑誌の記事であいさつの大切さと
どのようにして職場の環境が変わったのかについて
書かれていたのでご紹介します。
雑誌に紹介されていた介護施設では、
当初、職場の雰囲気が悪かったそうです。
職場の人間関係では数グループに分かれており、
仲の良いグループ内では人間関係も良かったらしいですが、
仲の悪いグループとは常にギクシャクしていたそうです。
あいさつする時には、うつむき加減で相手の目も見ず
「おはようございます。」
と言って素通りするだけ。
どんな仕事でもそうですが、
チームワーク(職員間の協力)が出来ていないと
仕事の生産性は落ちてしまいます。
この施設でも、仲の良い人たちの仕事は率先して手伝うのに、
仲の悪い人の仕事の手伝いはしないし、
ミスしても教えなかったり注意をしない。
挙げ句の果てお互い相手のせいにしたりと
仕事に支障が出ていたそうです。
また職場の人間関係がギスギスしていると、
利用者様たちもその空気を感じ笑顔が消えたり、
不穏行動などに繋がり悪循環に陥ってたみたいです。
そんな職場の人間関係がギスギスしている状況を
・職場の人間関係を改善したい
・職場の雰囲気を良くしたい
・利用者様に毎日笑顔でいてもらいたい
状況に変えたいと考えた施設のリーダーは
あいさつから取り組むことから始めたそうです。
どのようなあいさつを取り入れたかというと、
・利用者様・職員同士にあいさつする時には、立ち止まり相手も目を見る。
(介護や介助している以外は作業の手を止める)
・笑顔で相手の名前を呼びあいさつする。
たった2つのことだけ徹底してしてもらうというものでした。
たったこれだけのことなのに、
最初はなかなか出来なかったそうです。
歩きながらうつむき加減であいさつしたり、
仲の良い人とは笑顔であいさつが出来ても、
恥ずかしがって名前を呼ばなかったりしたそうです。
あいさつがちゃんと出来なかったら、
その都度、リーダーが注意をし、あいさつのやり直しをさせました。
そうすると、照れながらお互いの名前を呼びあいさつすることで、
ついつい笑い出してしまったそうです。
それを見ていた利用者様が、
「なんか様子が違うな。みんな楽しそうだな」と感じたらしく、
利用者様にも笑顔が伝染し、暗い雰囲気だった施設内も
明るく温かい雰囲気になったそうです。
雰囲気が明るく温かくなったら、
自然と利用者様から「ありがとう、いつも悪いね」などの
労いの言葉が多く聞かれるようになり、
仲の悪かったグループもお互い協力することで、
「利用者様が喜んでくれる」
「テームで協力し合えばやりがいのある仕事ができる」
と仕事に対するやりがいと誇りが芽生え、
いまでは地域から必要とされている施設になったそうです。
まさに施設のリーダーが目指した
・職場の人間関係を改善したい
・職場の雰囲気を良くしたい
・利用者様に笑顔でいてもらいたい
と考えていたことがあいさつを指導しただけで現実になったのです。
「その施設がたまたまそうなっただけでしょ!」と思う人も多いと思いますが、
業種に関わらずこのような職場の事例は数多くあります。
職場だけではなく、
・あいさつするだけで近所付き合いが良くなった。
・中学校の先生が子供達の目を見てあいさつしたところ
学級崩壊しかけてたクラスの雰囲気が良くなり、
学級崩壊から抜け出せた。
・おはようとおやすみのあいさつをしただけで家庭が明るくなった。
などなど
ちゃんとしたあいさつには、何かを変えるチカラがあるのです。
僕も子供が小学生の頃から、
「登下校時に、人とすれ違ったら知らない人でもあいさつしなさい。
あいさつして褒められることがあっても怒られることはないから」と
教えてきました。
その影響なのか高校生になったいまでも
自分から率先してあいさつをするように心掛けているそうです。
あいさつのチカラを最大限に発揮する
わが社のあいさつは、
「相手を思いやること・相手を元気づけること・礼儀を守ること」が
目的となっています。
ここで言う礼儀を守るというのは、
礼儀に上下関係はないという考え方です。
年齢が上だろうが下だろうが、
役職が上だろうが、社長だろうが
「後から来た者が、先に来た者のところに行ってあいさつをする」
ことになっています。
それが礼儀を守ることですし、
この行動を見ていればあいさつがちゃんと出来ているか
出来ていないかが一目瞭然です。
しかし、
「相手を思いやること・相手を元気づけること」については
行動だけでは伝わりにくいです。
そこで、僕が心掛けている(意識している)のが、
あいさつの後に一言付け加えるです。
夜勤をすることが多いので大抵は
「今日も1日お疲れ様でした。帰りは気をつけて帰ってくださいね。」
「お疲れ様です。今日も1日ありがとうございました」
「おはようございます。今日も1日よろしくお願いします。」
「〇〇さん、お疲れ様でした。あとのことはよろしくお願いします」など
必ず一言付け加えるようにしています。
感謝や労い・期待などを一言加えるだけでも印象は違ってくると思います。
例えば、
・「おはようございます!今日もいい天気ですね。楽しく仕事ができそうですね」
・「おはようございます!今日もまた一緒に頑張りましょう。よろしくお願いします。」
・「おはようございます!昨日は仕事を手伝ってもらってありがとうございました。
今日もよろしくお願いします。」
・「おはようございます!今日も元気に一緒に頑張りましょう!」
・「おはようございます!今日も一日よろしくお願いします。」
・「おはようございます!今日は忙しくなりそうですが、一緒に頑張りましょう。」
・「おはようございます!今日も笑顔でいきましょう!」
仕事が終わった後は、
・「お疲れ様でした!今日も一日お疲れ様でした。また明日も頑張りましょう♪」
・「お疲れ様でした!今日は一緒に仕事をしてとても楽しかったです。」
・「お疲れ様でした!明日もまた頑張りましょう。」
・「お疲れ様でした!帰り道気をつけて帰ってくださいね。」
・「お疲れ様でした!今日の仕事中手伝っていただきありがとうございます。
気をつけて帰ってください。」
と一言加えるだけで印象は全然違うと思いますし、
笑顔で言われたら僕なら嬉しくなって元気がもらえます。
ちょっとした工夫や一言で
「相手を思いやること・相手を元気づけること」が
できるようになります。
このようなあいさつを社員全員が出来たら、
明るく温かい雰囲気の職場になるとイメージできませんか?
僕のあいさつもまだまだ完璧ではないと思っています。
相手の名前を呼んであいさつすることもなかなか出来ていません。
なので、今後、相手の名前を呼んであいさつすることを徹底していきます。
僕自身があいさつのチカラを信じ、
スタッフや外部から施設に来られる方々に元気を与えられるような
あいさつができるようにしていきます。
その行動を見てスタッフが何かを感じ取れたのなら
これほどうれしいことはありません。
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