社長は結果主義・社員は現場主義
2024/03/27
ビジネス書には「結果すべて」と書かれている本もあります。
確かにそうだと僕も思います。
なぜかというと、結果がついていかないと会社経営はできないからです。
いくら良いことだと思っても結果がついてこなければ、
社員の生活は守れないですし、利用者様の人生の支えになれないです。
しかし、社員や介護リーダー・施設長が結果主義に囚われると
「焦り」や「慢心」につながってしまいます。
結果主義とは、
「プロセスは関係なく結果さえ良ければ良い」
「結果さえ良ければ全てが報われる」という
考え方です。
確かに結果を出さなければ説得力はないですし、
影響力はないかもしれません。
しかし、社員や施設長・介護リーダーが
「結果さえ出れば良いんでしょう?」という考え方になってしまうと
必ず道を外れたり誤った結果に辿りついてしまいます。
社長には、売り上げや利益という結果が求められます。
数字が社長自身と判断されます。
施設長や介護リーダーは「現場の環境や指導」
社員は「利用者様の改善や予防」などの目標があります。
これと戦わないといけないのですが、
ただ結果主義を中心に考えてしまうと、
人を人として見れない場面が出てきます。
社長の場合は、売り上げや利益を上げることだけに執着すると、
社員の給与(固定費)や必要な物資を現場に供給しないかもしれません。
また、社員(現場)の話に耳を傾けず、
環境を整えることにも消極的になるかもしれません。
施設長や介護リーダーは正しいことを言っているのだからと
社員の気持ちを無視し、正論を強制するかもしれません。
仮にある社員が利用者様の歩行改善のために
歩行訓練をすると目標を立てたとき、
利用者様の歩行を改善しようと、
本人のやる気がない・したくない気持ちを無視し、
歩行訓練をさせるかもしれません。
社長の仕事は社員の生活を守ることと幸せにすることです。
そのためには結果にこだわることが必要になってきます。
施設長や介護リーダーは、社長の考えを一番理解し現場に伝え、
現場環境を整えることです。
そのためには、社長の考えをどのように社員に伝え指導していくか、
どうすれば社員に伝わりやすく行動してもらえるかが重要になってきます。
社員は、利用者様の気持ちや体調を見極め、
本当に利用者様のためになっているのかを考えないといけません。
結果に執着してしまうと、人の気持ちを蔑ろにし、
利用者様を一括りにしてしまいます。
だからと言って、施設で決めた目標や利用者様の個人目標を達成しなくてもいいと
言ってる訳ではありません。
人を思う気持ちと結果のバランスを考えながら実施しないといけないです。
何度も言いますが、
社長は社員を守りために結果にこだわります。
しかし、社員は利用者様のために
本当に必要なことはなんなのかを
見極めることが結果よりも大事になります。
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