選択することは「捨てる」こと
2024/02/07
わが社は環境整備を実施しています。
環境整備とは、
いわゆる5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)のことです。
環境整備で一番難しいのが整理です。
整理で必要なのは、「捨てる」ことです。
何が必要で何が不必要なのかを判断し、不必要なものは捨てる。
これがなかなかできないです。
その理由は、「いつか使うだろう…。」って考え方です。
「まだ買って間もないし、1回しか使ってないけど、またいつか使うだろう」
「この前まで会議で使ってたけど、会議のやり方が変わったからもう使わないないと思うけど、でもまた使うかもしれない」
「もう使わないけど、会社の備品だから勝手に捨てられない」などです
それでなかなか物が捨てれず、いつまで経っても整理ができない。
これは環境整備の整理だけに言えた事ではなく、
意思決定がスムーズにできない人(優柔不断)にも言えることです。
選ぶことも「捨てる」ことになります。
何かを選ぶことは、それ以外のものを選ばない(捨てる)ことです。
例えば、旅行に行くときに何を持って行くかを悩むと思います。
女性の方なら荷物も多いし、悩みに悩むことでしょう。
旅行慣れしていない人ほど、スーツケースに詰め込む傾向がありますが、
スーツケースに入りきらないと分かって、
初めて何かを置いていくという決断をします。
そのときになって初めて「これは持って行かない!」と決断するのです。
それでも旅行慣れしていない人は、
選びに選び抜いたものをスーツケースに詰め込み、
いざ旅行に行き重いのも我慢して持ってきたのに、
結局は使わずそもまま持ち帰ることもあります。
帰ってきて、初めて旅行には不要な物だったと感じ、
次回の旅行の時には持っていきません。
環境整備の整理もこれと一緒です。
物の整理だけではなく、
意思決定や判断力の整理にもつながっているのです。
整理で、何が必要で何が不必要かを見極めることは、
意思決定や判断力を高める訓練にもなっています。
意思決定や判断力が上がれば、
仕事中でも「今は何が必要で何が不必要か」の判断が高まり、
スムーズに仕事が行えることでしょう。
なので、わが社の環境整備は、全てに意味があり、
全てが何かしらの訓練になっています。
その訓練が、利用者様のためになるようになっているのです。
社員の皆さんには、
「なぜこれをしないといけないのか?」
「これにはどのような意味があるのか」を考えて
環境整備に取り組んでいってください。
ちなみに僕が出張や旅行に行く場合は、
「財布と携帯さえあればどうにかなる!」と思って荷造りをするので、
スーツケースの中身は空きが多いです。
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株式会社インテント
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