ミス(失敗)から学んで自己成長につなげる
2023/12/21
介護施設では、ヒヤリハットを書く習慣があると思います。
ヒヤリハットとは、ハインリッヒの法則が元になっており、
1件の重大事故の裏に、29件の軽傷事故、
300件の無傷事故(ヒヤリハット)があると言われてい ます。
ヒヤリハット活動は、この 300 件のヒヤリハットを集め、
事前の対策と危険の認識を深めることで、
重大な事故を未然に防ぐ活動です。
社員ひとりひとりが出来る、安全活動のひとつです。
介護中にヒヤッとしたことやハッっと感じたことで、
幸い事故に至らなかったことを報告書に書き、
社員全員でそのヒヤリとしたことを共有し
、今後のリスクアセスメントに活用するためです。
仕事中でヒヤリとすることは、
たいてい見守り不足のときに起こります。
なので、仕事中は常に介護者様の方に、
意識を向けておかないといけないのです。
また、ヒヤリハットを出すのを躊躇う人も少なからずいます。
その理由は、「自分がミスをした」という想いからだと思います。
しかし、仕事や人生において、失敗(ミス)はつきものです。
誰一人として完全な人はいないと思います。
しかし、ここで注意しておかないといけないのは、
ミスにも人それぞれの傾向性があるということです。
色々なミスをしていても、実は同じようなミスを繰り返している。
その人のミスのパターンがあります。
なので、「自分はヒヤリハットの書かない」と決めたら、
「自分のミスのパターン」を認知しておかないといけません。
よく、ミスの大きさやミスの数を機にする人がいますが、
そこを気にする前に、「自分のミスのパターン」を気にしないといけないです。
もっと深く掘り下げると、
そのようなミスを繰り返してしまう「本質」を理解しないといけません。
同じミスを繰り返す本当の理由がわからないと、人の成長はありません。
そういう意味で、「ミスから学ぶ」ことはとても大事です。
それは、別の意味で「自分を知ること」でもあります。
「ヒヤリハットに書いたことは、二度と起こさない。」という意識を持って
仕事に取り組むことが大事です。
それでも、同じようなミスを犯し、ヒヤリハットに書く場合は、
「なぜ同じミスをしてしまったのか?」を考え、
「どうすればこのミスが無くなるのか?」
あるいは「ミスをしないためには、どうすればいいか?」まで
深く掘り下げないといけません。
そこまで出来て、初めて自分のミスのパターンを知り
、自分の成長へと繋ぐことができると思います。
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