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素直な気持ちが成長を促す

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素直な気持ちが成長を促す

素直な気持ちが成長を促す

2023/07/01

会社の役員となると、同じ経営者の人や部下から

頻繁にアドバイスを求められることがあります。

「このような問題が発生しました!どうすればいいですか?」

「目標売り上げを達成するために何してる?」など、

大なり小なり意見を求められることが多いです。

 

なので、親身になって情報提供したり、

アドバイスすることもあるのですが、

アドバイスしても役に立たないこともあります。

 

特に、僕が部下にアドバイスするときに、そのことをよく経験します。

たとえば、アドバイスを求める部下に、

「こうすればいいよ」と教えてあげても、

素直に受け入れないということがよくあります。

 

「じゃあ、こんな方法はどう?」と教えてあげても、

そういう人は「それも違う」という感じで、

受け入れなかったりします。

 

もしくは、「はい、わかりました」と返事だけして、

行動に移さないこともあります。

 

うまくいかない人ほど他人のアドバイスを聞かない

という傾向が強いように思いますし、

できない人に限って、他人の言うことを聞かないことも

多いと思います。

 

こういう人には、いくら有益な情報を提供しても、

アドバイスをしても無駄骨に終わります。

 

このような人たちは、

どれだけ僕が親身になってアドバイスしても、

基本的に「自分に都合のいいこと」しか聞かないんだと思います。

 

いくら、そのアドバイスが有益で、その指摘が正しくても、

「自分にとって都合の悪いこと」は受け入れないため、

あっさりと聞き流します。

 

この傾向は、本を読んだり、人の話を聞いたりするときにも見られます。

特に会社で行なっている勉強会などがいい例です。

・意見を書いているそぶりをしているだけで、何も聞いていない。

・メモは取るけど、読み返すこともなく行動にも移さない。

・勉強会の内容が、自分には関係ないもしくは当てはまらないと思っている。など

自分にとって不都合なところは、面白いほどに、見事に見逃し、聞き漏らすのです。

 

実は、この傾向性は誰もが持っています。

僕にもあると思います。

早い話が、みんな「耳の痛いこと」は聞きたくないのです。

それは本能的な判断なのかもしれませんが、

無意識に避けてしまっているんだと思います。

 

しかし、この「自分に都合のいいことしか受け入れない」という姿勢には、

大きな問題が隠れています。

どんな大きな問題が隠れているかというと、

「自分に都合がいいことのなかには、自己成長の手がかりはない」

ということです。

 

本来は、

「自分にとって都合の悪いことの中にこそ、

 自分が成長するために必要な手掛かりがある」

のにも関わらず、聞きたくないことには耳に蓋をしてしまうのです。

 

自分では、

「この現状をどうにかしたい!」

「解決方法を喉から手が出るほど知りたい!」

「自分自身を変えたい!」と思い、本を読んだり、

人の話を聞いたりアドバイスを求めています。

 

しかし、本やアドバイスで見つけた問題解決の手掛かりややヒントは、

たいてい、自分が望んでいたような手軽で手っ取り方法ではないのです。

 

それどころか、自分にとってはすごく大変な努力が必要だと

感じているだけなのです。

 

そこで、

「問題解決したいけど、その問題を解決するためにやらないといけないことが、

 また、問題になってしまう」という矛盾を起こってしまうのです。

 

それを感じ取った時に、「自分が求めているのはその答えではない」と

判断してしまいます。

 

そして、再び、自分に都合のいい答えがどこかにないかと

探し始めるのです。

この、「自分に都合のいい答えがどこかにあるはずだ」という発想こそが

大問題です。

まず、この発想を取り除かない限り、問題解決はできないですし、

自分が成長しようと思っていても成長できません。

 

ここで理解してもらいたいのは、

「本当の答えには都合が悪いことの方が多い」ということです。

「自分に都合が悪いことこそ、大事なんだ」という考え方が必要なのです。

 

重要なことは、自分の都合の悪い解決方法やアドバイスを

「受け入れる」か「受け入れないか」ということです。

 

一般に、受け入れられるものを見れば、その人が見えます。

「何を受け入れられるか」「どこまで受け入れられるか」を見れば、

その人の実力はわかるのです。

 

「受け入れて行動する」ということは、

「信じて行動する」という積極的な意思表示です。

 

この「信じて行動するという姿勢」こそが、

問題解決や自分を変える大きな大きなチカラとなります。

 

人の話を聞かなかったり、

本や勉強会で「いい話だったなぁー」で終わるのは、

「そんなこと信じない。もっと自分の都合の良い解決方法があるからだ!」と

思っているからです。

「納得したことだけを受け入れる」という姿勢では、何事も視野は狭くなってしまいます。

形から入って、初めて納得できるようになるものもあります。

 

銀座まるかんの創設者でもある斎藤一人さんは、

「その人が、心の奥底で信じていること、潜在意識で確信していることしか起こらない」

言っています。

松下電気(現パナソニック)創設者の松下幸之助さんも、

「念じることが大事」だと言っています。

人は心の奥底で拒否していることは、叶わないようにできているのです。

 

せっかく「あなたの欲しいものをあげる!」と言ってくれているのに、

「今日は荷物が多いので要りません。気が向いたら自分から貰いにきます。」と

断っているようなことを、たくさんしているのです。

しかも、そのことに気づいていない…。

 

なので、「受け入れない」ということは、自らの手で、

自らの未来を閉ざしているのと同じことなんだと思います。

 

自分自身で可能性を制限してしまっていると視野が狭くなり、

受け入れられる範囲を狭めてしまいます。

問題解決の知識やアドバイスを受け入れられるために、

視野を広くし、自分に不都合な知識やアドバイスでも

受け入れらるようにしておかないといけません。

 

ただし、「受け入れる」ということには、重要な条件があります。

それは、「条件なしに無条件で全てを受け入れる」ということです。

「無条件で受け入れる」ということは、

・自分の都合を持ち出さない。

・受け入れる内容に勝手に変えない。

ということです。

「素直な気持ちでアドバイスを受け取り、信じて行動する」ことが

大事だと僕は思っています。

 

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